「腸活」や「腸内フローラ」などの腸の健康に注目が集まる中、様々な乳酸菌が注目されていますが、今回はその中でも「プラズマ乳酸菌」に注目し、その効果効能を紹介していきます!

 現在、発見されているだけでも約400種類あるといわれる乳酸菌にどれだけ違いがあるのか、早速チェックしていきましょう!

 

 

プラズマ乳酸菌とは

出典:キリン株式会社「乳酸菌L.ラクティス プラズマ 研究レポート」

 

 プラズマ乳酸菌はキリン株式会社が35年の免疫研究から発見した乳酸菌で、ドリンクタイプやヨーグルト、サプリメントタイプなど様々な商品ラインナップがされています。 
プラズマ乳酸菌の主な作用は「免疫の司令塔を活性化する乳酸菌」と言われています。(※9)

 2020年11月にはプラズマ乳酸菌を用いた免疫機能を表示した商品が国内健康食品の歴史で初めて販売されます。(※10)

 

▶プラズマ乳酸菌の機能

 プラズマ乳酸菌は免疫細胞の指令を出すプラズマサイトイド樹状細胞を直接活性化することができ、免疫全体が活発に働くことで細菌やウィルス感染の防御をすると言われています。活性化された免疫細胞が全身に循環されるため、身体の内側から体調を整えると言われています。

 

▶プラズマ乳酸菌の食品(商品)

▼キリン「iMUSE (イミューズ) 」ドリンクシリーズ
 値段:110~150円 ※
 (※編集部調べ 店舗により値段が異なります。)

出典:キリン株式会社

 

 2020年11月24日にキリン株式会社から販売されたドリンク商品です。プラズマ乳酸菌を使用し、免疫面の機能性表示食品で初めての販売とされています。

 

▼小岩井乳業株式会社「iMUSE(イミューズ)生乳ヨーグルト」
 値段:110~300円程度※
  (編集部調べ ※サイズによって値段が異なります。)

出典:小岩井乳業株式会社


 小岩井乳業から発売されているヨーグルトタイプには、生乳がされており、長時間前発酵でプラズマ乳酸菌の力を引き出したヨーグルトとなっています。
 ヨーグルトには乳酸菌以外にもカルシウムが豊富に含まれているため、カルシウムの吸収率を上げてくれるビタミンDも合わせて摂ってみましょう!

免疫にかかわるビタミンD「基本機能・効果・食材」

 

 

乳酸菌の選び方

 400種類以上あると言われる乳酸菌ですが、自分に何が合うのか選ぶのは難しいですよね..!
 乳酸菌にも個性があるように、私たちの腸内環境も人それぞれ良いバランスは異なります。そのため腸内環境を整える乳酸菌にも相性があります。

 まずは、自分が欲しい機能を選び、しばらく飲み続けて効果が感じられなければ、他の乳酸菌を試してみるのもいいかもしれません。そのために必要な乳酸菌の選び方についてご紹介します。

 乳酸菌ごとの健康効果の違いはこちらから

乳酸菌商品の正しい選び方「自分の腸にあった機能・効果の選び方」

 

 

▶乳酸菌の効果をチェック

出典:カルピス株式会社


 乳酸菌の種類により、「腸内環境を整える」「免疫力向上」「体脂肪を減らす」などの機能が異なってきます。パッケージには機能文が書いてあることが多いので、そこに注目しながら自分の目的とあった乳酸菌商品を選んでみてくださいね。

 

▶乳酸菌の数を確認

出典:森永乳業株式会社

 

 パッケージには乳酸菌の個数が書いてあることもあります。特定保健用食品や機能性表示食品には乳酸菌の数がしっかり公表されていることも多いので、注目してみてくださいね。

 私たちの腸内細菌の数は約100兆個とも言われています。また腸に合う乳酸菌は人それぞれのため、商品を食べた後のお腹の調子も確認しながら自分に合う菌数の商品を選んでみてください!

 

▶効果を感じるために継続する

出典:株式会社明治

 

 大塚製薬株式会社の乳酸菌B240の花粉アレルギー改善の調査では8週間の摂取、株式会社明治のR-1(1073R-1)の8週間~12週間の摂取でインフルエンザ予防に関与しました。(※3)(※11)

 この報告を参考にすると乳酸菌商品の摂取期間は2~3か月ほど継続することがおすすめです。もし摂取直後にお腹の調子に異変があった場合は無理せず、摂取は控え、他の乳酸菌に切り替えて自分に合うものを探されることをお勧めします。

 

乳酸菌のいい摂り方とは

 乳酸菌は菌などで大きなくくりでは生きて、活動しています。乳酸菌は人間と同じように過酷な環境では生きていくことができず、その健康効果も半減してしまうことも! 

 ここからは、乳酸菌の健康効果をUPさせるためにおすすめの方法をまとめました。

 

▶温めてから食べる・飲む

 乳酸菌は高熱調理ではその多くが働きを失い、死菌となってしまいますが、40℃以下(人肌ぐらいの温度)であれば乳酸菌の働きには影響しないと言われています。

 人肌程度までであれば乳酸菌の働きに影響はないため、温めたらすぐに食べる(飲む)ようにしてください。

※温める際の注意点
 ・25~40℃の温度で長時間置くと乳酸菌の活性が高まり、酸味が強くなります。
 ・加熱時間が長いと分離がおこり、温度が60℃を超えると乳酸菌が死滅してしまいます。


 また、乳酸菌の効果を得たいのであれば、日持ちがしないからと、ヨーグルトを冷凍するのはおすすめできません。
 冷凍したヨーグルトを解凍すると、水分と乳成分が分離し、ヨーグルトの風味やなめらかさなど
は失われてしまいます。水分を多く含む乳製品はアイスクリームなどを除いて、冷凍する際にはご注意ください(※12)

 

▶商品の糖質量を確認

 ヨーグルトドリンクなどは飲みやすい半面、糖質を多く含んでいます。乳酸菌でダイエットを心がけていたつもりがあっという間にカロリーを摂取していることも…!

 乳酸菌を摂りたいけれど、糖質量が気になる場合は甘味をほとんど含まないサプリメントで摂取する方法もおすすめです。

 

乳酸菌はどれぐらい摂るべき?


▶乳酸菌の摂るべき量

 乳酸菌の種類によって摂るべき量が変化するため、商品パッケージを確認し、飲料であれば「1日〇粒」、サプリであれば「1日〇粒」など指定の量を摂取しましょう。乳酸菌も摂り過ぎてしまうと、お腹がゆるくなるなど、腸内環境の乱れに繋がります。自己管理しながら腸によい影響を与えていきましょう。


▶乳酸菌の摂り過ぎによるデメリット

 乳酸菌は身体に良い状態をもたらす半面、過剰に反応し下痢を起こしてしまうことがあります。より効果を早く出したいと思い、明日の分まで多く摂取しよう!とならないよう気をつけてください。

  

▶体質によってはお腹が弱くなることも~乳糖不耐症~

 乳糖とは乳や乳製品に中に自然に含まれる糖類です。乳糖不耐症は乳糖を分解するための腸内のラクターゼが不十分なために起こる消化器系の疾患です。ひとによっては牛乳を1日2杯程度飲める場合もありますが、摂取については担当医に相談してください。

 また、乳糖不耐症の場合で乳酸菌を摂りたい場合は、植物性乳酸菌飲料で摂ることもお勧めします。ヨーグルトや牛乳以外でも乳酸菌を摂取する方法はたくさんあります!

出典:KAGOME株式会社

 

▶サプリメントもおすすめ

 腸の環境を良くしたり、ダイエットを意識して乳酸菌以外の余分な糖質・脂質は摂りたくない時もありますよね。そんな時は錠剤がお勧めです。

 乳酸菌飲料や商品は賞味期限が短い場合が多いですが、サプリメントであれば賞味期限も長く、常温で好きな時に摂取できます! 最近はマルチビタミンなど複数の栄養がまとめて摂れるものも注目されていますが、含まれている栄養素によってその健康効果は異なります。1つ1つがどういった働きをするのか確認するために、購入前には成分をチェックするのがおすすめです。

「葉酸サプリの違い」知っていますか?選ぶ前に注目したい栄養素のポイントを確認!

 

 

最後に

 乳酸菌は自分にあったものを摂ることが必要ということがおわかりいただけたでしょうか? ベストな相性のものが見つかれば、一番ですが、乳酸菌は日本人には不足しがちな成分なため、まずは食べやすいものからこまめに摂ることが重要です。

 一方で、食生活を変えるのが難しかったり、アレルギーなどでなかなか食事には取り入れずらい場合は、サプリメントに頼ることもおすすめです。

 乳酸菌は過剰に摂取すると下痢などの症状を引き起こす場合があります。過剰に摂取しないためには最適な量を管理する必要があります。 今回おすすめするFemサーバー(フェムサーバー)は女性に特化したオーダーメイドサプリメントサーバーです。生理周期を専用アプリで管理することによって、乳酸菌やビタミン、ミネラルといった栄養素を日々の調子に合わせて出し分けることが可能な商品です。

 生活の中で主軸となる悩みを選ぶことによって、女性には欠かせないライフステージ「妊活」「妊娠」を一台でサポートすることが可能なため、妊活後、出産後も自分にあった栄養素をカスタムして摂り続けることができます。
 気になる方は公式ページをぜひチェックしてみてくださいね!

出典:femサーバー公式


商品名:Femサーバー(オーダーメイドサプリメントサービス)
発売予定日:2021年春予定
価格:オープン価格(サブスクリプションプランのみ)
公式サイト:
https://femserver.com/

 

参考文献

(※1)ビオフィルミン製薬 乳酸菌とは https://www.biofermin.co.jp/nyusankin/knowledge/about/

(※2)キリンホールディングス 乳酸菌 L.ラクティス プラズマ 研究ライブラリー https://health.kirin.co.jp/ps/library/mechanism/index.html

(※3)大塚製薬 乳酸菌B240研究所 https://www.otsuka.co.jp/b240/immunity/immunity6.html

(※4)明治 乳酸菌研究最前線 https://www.meiji.co.jp/yogurtlibrary/laboratory/report/lactobacillus/

(※5)雪印メグミルク チーズクラブ https://www.meg-snow.com/cheeseclub/knowledge/jiten/shurui/fresh/

(※6)昔ながらの漬物屋 樽の味 https://www.tarunoaji.com/nyusankin.html#h4-04

(※7)カルピス株式会社 乳酸菌と発酵 https://rd.asahigroup-holdings.com/research/enjoy/kins/pdf/vol8.pdf

(※8)神州一味噌株式会社 https://www.shinsyuichi.jp/misolibrary/detail/1

(※9)キリンホールディングス 乳酸菌 L.ラクティス プラズマ 研究レポート https://health.kirin.co.jp/ps/index.html

(※10)健康産業新聞 2020年11月10日 https://news.yahoo.co.jp/articles/4f8dd73916ca427d3b9f577c9dedf3659505f83f

(※11)明治 乳酸菌1073R-1株試験結果 https://www.meiji.co.jp/yogurtlibrary/laboratory/report/1073r1/03/01/

(※12)明治 R-1 よくある質問 https://www.meiji.co.jp/dairies/yogurt/meiji-r1/qa/

 

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