健康診断などでBMIが高い、低いなどを聞いたことはありませんか?BMIの数値が分かっても自分は肥満なのかどうか、評価する方法はつい忘れがちですよね。ダイエットを始める前に、まずは自分の適正体重を知ると、筋肉を増やすべきか、女性だと体脂肪をもう少し付けるべきなどの判断ができるようになってきます。
またコロナウイルス対策には免疫力を高めることが大切です。適切な栄養素摂取を知るためにも自分のBMI値を正しく理解していきましょう。この記事ではBMIの計算方法、評価方法、BMI別対応方法をご紹介します。
BMIとは?
BMIは [体重(kg)]÷[身長(m)の2乗] で算出される値です。肥満や低体重(やせ)の判定に用います。日本肥満学会の定めた基準では18.5未満が「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」で、肥満はその度合いによってさらに「肥満1」から「肥満4」に分類されます。
※また肥満はその度合いによってさらに「肥満1」から「肥満4」に分類されます。
出典 「厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト」
理想的なBMIとは?
BMIが22になるときの体重が「標準体重」で、最も病気になりにくい状態であるとされています。25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、30を超えると高度な肥満としてより積極的な減量治療が必要とされています。
もし現在のBMIが25以下であれば、食事は普段よりしっかりと食べましょう。食べないよりは体への栄養補給をいつもより意識してみてくださいね。
出典 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
BMIを計算し、値が分かったらどうすればいい?
BMIの計算ができましたでしょうか?それでは結果別の対策を「肥満」「普通体重」「低体重(やせ)」の3つで紹介していきます。
・肥満:BMI25以上の方
肥満体型です。まずは日々の体重計測から始めてみましょう! 1か月に1㎏落とし、次の1か月は体重維持できるようなイメージで減量するとリバウンドしにくいです。BMIを計算した瞬間から減量に関してできることを始めてみましょう! 体重増加に大きく関わるコレステロールについて気になる方はこちらの記事を見てくださいね!
悪玉、善玉コレステロールの違いとは?気になる改善方法をサラっと紹介!
・普通体重:BMI18.5~25未満の方
標準型体型です。しかし体脂肪率が高い場合はやせ型肥満(隠れ肥満)となることもあります。機会があれば体重測定し、身体の脂肪の量も気にしてみましょう!
・低体重(やせ)BMI18.5未満の方
痩せ型体型です。しっかり食欲はありますか?女性の場合、痩せすぎが生理不順になったり、男女ともに疲れやすくなる可能性があります。肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を今よりも少しでも多くとることから始めてみましょう!
まとめ
ご自身のBMIは計算し、体型の評価はできましたか?健康診断は年に1度しかないことが多いですが、体重測定することができます。気が付いたら体重が増えていて肥満体型に…!とならないようこまめな体重測定を心がけてみてくださいね。日々の健康管理がこれからの健康に繋がっていきます。健康診断が近づいていて、少しでも良い状態を目指したい、健康診断に引っかかることをどうしても避けたいと思っている方は下記の記事も見てみてくださいね。
健康診断の数値を少しでも良くしたい方! 管理栄養士が前日の追い込み方教えます

管理栄養士。NR・サプリメントアドバイザー。栄養教諭一種免許状取得。特別養護老人ホーム勤務後、「栄養」によって幅広い世代の生活を支えたいと思い、ドリコスに参画。食べることが大好き。乳製品が好きでよくヨーグルトを食べている。