お仕事終わりや友人や会社の人と飲む時、ひとりでホッとしたい時、お酒を飲むことは楽しいことも多いですが、飲み過ぎは肝臓の負担となりやすく、年齢を重ねるほど気になってきたという方も多いのではないでしょうか?では実際にどのくらいの量までが理想なのか、飲まなきゃやってらんない、けど数値が…という方はどんなお酒を選択するとよいのかを紹介していきます!

1日の理想のお酒の量は?

お酒の種類別飲酒量の理想量はこちらです。

出典:「厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト」


 飲酒量が多いと肝臓へのダメージだけでなく、脂肪肝に繋がることがあります。飲酒が原因の脂肪肝は飲酒をやめれば短期間での改善することも可能です。脂肪肝の状態が続くと肝硬変になることもあります。肝硬変はアルコール性肝臓病の最終段階です。このように飲酒量が増え、肝臓に脂肪がどんどん蓄積することがないよう、日々の飲酒量を見直していきましょう。
 しかし、この量では物足りなすぎる…!どれか1種に選ぶとしたらどれがいいの?と思う方も多いと思います。次に今の自分の状態や気になること別にお酒の選定方法をご紹介します。

 

肥満、血糖値が気になる方は糖質の多い飲み物に注意

 糖質摂取が多いと使われなかった分は脂肪になり、身体につきやすくなります。また血糖値が急激に上がった後に急激に下がると空腹を感じやすく、つまみ食い、間食などに繋がりやすいです。またアルコールの糖質に加え、特に酎ハイ、サワー、梅酒は甘味をつけるため砂糖が多く入っている場合もありますので、注意が必要です。

尿酸値が気になる方はビールやプリン体に注意

 お酒を飲む方アルコール飲料によって尿酸値が変化するため、健康診断などで数値が気になっている方は注意が必要です。尿酸値の量が排出する量を超えると体内に蓄積され、痛風の原因となります。
 ビール・発泡酒のプリン体量は100mlあたりではそんなに多くはありませんが、飲酒習慣がある人は休肝日を週2日以上とりましょう。
食品に含まれるプリン体が気になる方はこちらの記事も!

「尿酸やプリン体とは?」お酒を飲んでも無視できない成分をご紹介!

 

肝機能が気になる人はアルコール度数に注意

 アルコールは肝臓に大きなダメージを残すと言われています。肝臓は沈黙の臓器とも言われ、痛みなどの症状をあまり見せず、気が付いた時には脂肪肝から肝硬変へと悪化してしまうこともあります。どうしても飲みたい人はアルコール分解のために飲んだ分と同じ量のお水と休肝日を設けることもお忘れなく!
まずは肝機能の数値を意識してみるのもおすすめですよ。

飲酒習慣がある人は注目!健康診断で見るべき肝機能の数値について


出典:公益社団法人 アルコール健康医学協会

まとめ 

飲酒の時のお酒を選ぶポイントの復習です。

1 肥満、血糖値が気になる方は糖質の多いビールや梅酒以外のお酒がお勧め
2 尿酸値気になる方はビール意外のお酒がお勧め
3肝機能が気になる人はアルコール度数の高いウィスキー、焼酎以外がお酒がお勧め

 上記3点を気にしながらお酒を選び、健康的に飲酒を楽しんでいってくださいね!お酒は量が少ないのが一番ですが、飲むのであれば炭酸水や水、お湯などで割れるお酒で、薄めて味わうこともお勧めです。また、飲酒量は肝臓の数値にも現れます。また健康診断では肝臓の値をこれから注目していきましょう!

飲酒習慣があって、肝機能が気になる人はこちらも見てみましょう!

飲酒習慣がある人は注目!健康診断で見るべき肝機能の数値について

監修:管理栄養士 岡部 遥

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