前回の鼻とのどに続き、この記事では発熱と腹痛からくる風邪について、症状別の対策とおすすめの栄養ケアをご紹介します。 鼻、のどと違い、発熱と腹痛は体内でウイルスが繁殖した状態です。対策と栄養素を摂取して回復促進を目指しましょう。鼻やのどからくる風邪の人はこちらから!
☞風邪のひきはじめ4つのタイプに合わせた 管理栄養士おすすめレシピ

熱からくる風邪

 風邪をひいたときの発熱は体温を上げることでウイルスを不活化させ、免疫細胞が活発化するのを助けるという、人間の防衛反応です。
 なので熱が上がった時点ですでにウイルスは体内に侵入しているため、激しい運動などは控えて回復に専念することをおすすめします。

熱からくる風邪の対処法とおすすめ栄養素レシピ

 熱があるときは脱水症状になりやすいため、こまめな水分補給を心がけましょう。汗が不快な時は汗を流す程度にぬるま湯のお風呂に浸るのがおすすめです。身体を拭いたタオルや着替えなどの洗濯物はウイルスの付着も考えられるため、他の衣類と別にすることで二次感染を防げます。
 身体が弱っているときにおすすめな副菜をご紹介します。ほうれん草は葉酸と鉄分が入っており、身体のめぐりに役立ちます。身体のめぐりが良いと、ウイルスや原因菌が身体の中に入った時に戦うための免疫力を整えることができます。

ほうれん草の胡麻和え

[ 材料(2人分)]

ほうれん草 1束  ★すりごま(白または黒) 大さじ5
          ★みりん 大さじ1
          ★しょうゆ 小さじ1
          ★砂糖 小さじ1


[作り方]

①ほうれん草をよく洗い、沸騰したお湯に茎から入れ、1分30秒ほど茹でる。
②茹でたほうれん草を水でしめ、よく絞り、食べやすい大きさに切る。
③②に★を混ぜて完成。

 

お腹からくる風邪

 お腹からくる風邪は鼻や喉と同じく、ウイルスが原因です。ただ場所が胃腸であるため「胃腸炎」と区分されます。胃腸炎と普通の風邪との違いは症状から見分けることが可能です。

 普通の風邪・・・発熱・鼻みず・鼻づまり、せき・たん…等
 ・お腹からくる風邪・・・腹痛や下痢、吐き気・おう吐、食欲不振…等

 胃腸炎を疑った時はこちらを参考にしてみてください。また感染性胃腸炎は流行しやすいため調子が悪いと感じた際は早めに医療機関を受診することをオススメします。

お腹からくる風邪 対処法とおすすめ栄養素レシピ

 熱からくる風邪同様、水分をこまめに摂取しましょう。胃腸炎は回復にするにつれて下痢などの症状が出やすく、脱水症状になりやすくなります。また菌が活発化しないようになるべく常温か温かい飲み物を摂ることをオススメします。
 れんこんに多く含まれる「ムチン」は胃粘膜を守る役割があると言われています。レンコンと調味料のみで作れるれんこんのきんぴらを紹介します。

れんこんのきんぴら

[ 材料(2人分)]

れんこん 150g       白ごま(好みで)
サラダ油 小さじ1

★砂糖 小さじ1(あれば)
★しょうゆ 小さじ1
★酒 大さじ1
★みりん 大さじ1
★鷹の爪(好みで)


[作り方]

①れんこんの皮を向いて、水にひたす。
②れんこんをサラダ油で炒め、火が通ったら★を入れてこってりするまで炒める。あれば最後に白ごまをふりかける。

風邪には早めの正しい栄養ケアを

 2回にわたって風邪の原因別に症状と対策をご紹介しました。自分の風邪の原因、その対処法は必ずこれとは言えませんが、風邪が長引かないように早めの対策としっかり栄養をとり、いつもよりも長めの睡眠で早い回復をめざしましょう!鼻風邪、のど風邪については前回記事から☞風邪のひきはじめ4つのタイプに合わせた 管理栄養士おすすめレシピ

監修:管理栄養士 岡部 遥

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